__Start 2006.02.23__up 2007.12.06___ 

 

だから
ミツケタ
諦めて俺に救われろ
 
 墜ちて行くその身体を、慌てて掴んだ。
 救うつもりだったのか、縋り付いたのか。それは分からない。
 ただ…………

 
 down down Falling down
いつの時代かの地球。支配するのは力の時代――

 時は過去。砂漠と平原、山と空っ風の吹く街――
 人々は、様々な痛みを抱きながら、それぞれの地に暮らしている。
 愛する人を失った者、失いつつ有る者、全てを蹂躙される者、勇者、愚者、凡人、亡者……
 彼らはある夜、夢を見る。天から墜ちる人の夢を。
 墜ちていく身体の言葉にならない懇願に、彼らは等しく手を差し伸べる。その手に、脚に、首に、胴に。助けてと請われて手を伸ばす。
 人影はすり抜け、彼らの記憶も闇の彼方に遠くなり……そして物語の蓋は開くのだ。

 
―― たすけて

 
いつの時代も、人は無力だ。思いのすれ違いが時になる――
キッド:down1

娼館にいる男娼。復讐を胸に抱いて日々暮らす彼の元に、言葉も出来ぬ男が現れ…。
一人目のリング。
カール:down2

愛する人を失い、神に縋ったカソリックの神父。「彼」は神の側か逆か。裁きか試練か。
二人目のリング。
トーガ:downinside

村の住人を守って囮になったカウボーイ。リングとは関係ない。気まぐれな祝福を得たようだ。
エルマ:down2

カールに命を救われ、彼を敬愛する少年。
ツグミ:down2

カールの妻。天然系女性。カールを守っている。
ポーファ:down3

リエンの幼なじみ。盗賊団の頭の片腕。チャオの友人。
*  Now  *
* Printing *
リエン:down3

盗賊団の頭。闘いに生きながら、幼なじみへの想いに捕らわれる。
三人目のリング。
チャオ・リー:down3

真(トゥルー)教団教祖。「彼」のリングの一人で有りながら、他と違う特異な存在。その理由は……?

 救ってくれたアンタを救わねーと俺は自由になれねー
 ……… 不運と諦めて俺に救われろ
 

「down」は"女性向18禁西部劇ファンタジィ"です。
 初めて当方の作品に触れられる方は勿論、「LoveSick」及び「NIGHTBLoOD」を楽しんで下さった方には更に違う意味でお楽しみ頂けるシリーズ作品です。
 18禁的要素を含む物の、作者がひねくれ者の為素直な「Boyslove」作品には残念ながらなりません。
 主人公に明確な「性」「年齢」が無い為、女の姿にも男の姿にも、青年にも少年にもなり得ます。その為に恋愛描写も♂×♂/♂×♀/♀×♀/両性具有と何でもありになります。
 また、内容的にも日本では殆どなじみの無い「西部劇」もどきの舞台設定になります。
 「おっしゃ何でも来い!!」あるいは「変わり種読んでみてー」な読者様には、お薦めの作品で御座います。
 それ以外の方も………今後更新される情報頁を参考の上、是非ともお試し下さいませ!!

 
二度とお前の嘘に耳は貸さない   2005.08.15発行


 娼館に暮らす青年、キッドの元に一人の青年が現れる。年の頃はキッドと変わらなく見えるが、青年は幼児のように言葉すら操れない。
 男娼に身をやつし、妹をその手に取り戻す為のチャンスを待つキッドは、ひょんな成り行きで青年を庇うこととなる。無垢で無防備な青年の側で復讐を誓うキッド。
 「さて、さっさとカタを付けに行こうぜ」翌朝、キッドにそう言ったのは、言葉も話せぬ筈の青年だった。
 downシリーズ第一弾。
 女性向け18禁要素を含む物の、メインは妙ちきりんなウエスタン。名前さえ無い主人公が紡ぐファンタジィ。是非ここで、変わり種に触れて見るべし!?

 

 
貴方は救いではない。――試練だ。 2006.08.14発行

 カソリック教会の告解室で神父は男に蹂躙された。
 告解は他言できぬ。また、カソリックの神父は禁欲が鉄則だ。それらの使命を悪用したのは、かつて神父の大事な女を奪った男だった。
 神父の名はカール。天から落ちた主人公を助けた12人の中の一人。彼の進言に、神父は貴方は神の側かその逆か分からない、と従わない神父だが。神父は胸に決意を秘めていた…
 ヘンテコ西部劇down第二段。主人公の名が、2でやっと決まると言うのも変り種だから…か!?

 

 
その姿をしたお前は―お前だけは許せない 2006.12.30発行
肩寄せあって生きていた孤独な三人の孤児達。共に歩むと誓い合った彼らは、成長して道を二つに分かつ事になる。
一人は多くの教徒を導く教祖に。残りの二人は彼を敵と狙う盗賊に。
サンを救ったのは、道を別ったその中の二人。教祖と少女だった。二人を救うのがサンの役目だが、相反する存在を同時に救う事など出来よう筈も無く、また、人の世の神たらんとする教祖は、サンに「救われる」存在ではないと自負している。
 サンは二人を救うのか、それとも…?
 第三弾になって、ようやっと敵っぽいキャラ登場。でもまだ正体不明で未定。主人公(サン)も、確たる性別も外見もないとここまで来てようやっと判明したものの…。
 天使は基本、無性か両性具有。ばっちり両性具有の主人公。フタナリ需要って有るのか?

 


 
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